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早明戦。。。明治再建への道 [スポーツ]

早明戦。前半を終わった時点で、もしかしていけるかなぁ。去年に続いての
奇跡が起こるか!?と思って観ていたんだけれど、
結果はやはりご周知の通り、明治サイドからみればトホホの結果でした。

得点差は2点差だったけれど、
早稲田の主力FW二人が怪我で途中抜けたことと、プレイスキックを外し
まくったこと、それに後半の体力の差と押し具合の迫力の違いから見て、
実力差はまだまだあるなざと素人ながらに思ってしまいました。

00年代初めに早稲田のスポーツ推薦枠が拡大して以降、
各スポーツで早稲田の天下の時代が始まっていましたが、
最近は野球をはじめに、ちょっとずつその構図も変わりつつあったんだよね。
でもどうしてもラグビーはなかなかね。。。

ていうか早稲田だけならいざ知らず、慶応や帝京までにも負けるように
なったのだから、これは単純に考えて明治が弱くなったということでしょう。

うーん。何ゆえにこんなにも弱くなってしまったのか。
個人的にはやはり指導力と組織としての一枚岩になりきれていない点
なのかな。

明治には長年北島忠治という「前へ前へ」の明治ラグビーを確立した
名将がいたのだけれど、北島さんの死以降が今になって考えてみれば
問題だったと思う。
北島さんの死以降、ハッキリした指導者をおかずに中途半端な指導体制
を続けてきたんだよね。
まあ、北島さんがいなくなってからしばらくはそれでもその教えのDNA
みたいなものが残っていて、そのDNAが90年代の黄金期を作ったの
だけれど、今となってはそれも薄れてしまって。。。

まあ、明治もバカじゃないので、今シーズンからかつて
明治史上最高のキャプテンといわれた吉田義人を監督にすえて
巻き返しを図っているんだけれど、やはり一年じゃ忘れたDNAを思い出す
までにはね、ちょっと時間が足りなかったところか。

でも今日の試合を見ていて光明が見えてことも確か。
前半のモール攻撃でのトライはかつての明治ラグビーそのものだった。
変に早稲田や関東学院の真似をするのではなく、明治はあれで
いいんだよね。

そしてあとは選手の自立心。
今日、早稲田の監督と選手を見ていてちょっと驚いたんだけれど、
前半ラインアウトを立て続けに失敗していた早稲田の選手に
に対して、監督は自分たちで考えるから何も指示を出す必要はない
とハーフタイムのインタビューで言っていたんだよね。
それで後半、本当に早稲田の選手たちは自分たちだけの力で
(しかもけが人がだいぶ出ていて、リザーブの選手が多く出ている
中で)、きっちりと修正していたんだよね。

このあたりの見えないところの選手の成熟性みたいなものは明らかに
早稲田のほうが上だったような気がする。
明治がダメというわけじゃないけれど、
やはりここは吉田監督がかつて自分が実践していたようなスピリットを
次世代の選手たちに植えつけていってもらいたいものです。


「観た人のための映画批評」




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